クーポン導入はここまで簡単|QRコードを置くだけで始める集客アップ

クーポンをやめてしまう店舗の多くは、効果がなかったからではありません。続けるのが面倒になったからです。

印刷して、配って、期限を管理して、スタッフに説明する。この作業が忙しい日に後回しになり、いつのまにか止まります。この記事では、その手間がどこで発生しているのかを分解したうえで、店側の作業をQRコードの設置だけに減らす方法を解説します。

クーポンの作り方そのものを比較したい方は、デジタルクーポンの作り方で3つの発行方法を扱っています。この記事は「始めたあと続くかどうか」に絞った内容です。

クーポン導入が続かない3つの理由

① 準備の作業量が多い

紙のクーポンなら、デザインを決めて、印刷して、裁断して、配布する。1回発行するたびにこの工程が発生します。内容を変えたくなれば、また最初からやり直しです。

② お客様に説明が必要

アプリのインストールや会員登録が必要な方式は、レジで案内が発生します。混雑時にこの説明をする余裕はなく、結果として忙しい日ほど案内されなくなります。クーポンが最も効いてほしい時間帯に、いちばん使われないという逆転が起きます。

③ 管理が属人的になる

有効期限、利用済みかどうか、残り枚数。これらをオーナーの記憶や手書きのメモで管理していると、他のスタッフが対応できません。オーナーが不在の日に運用が止まります。

手間はどこで発生しているのか

クーポンの手間は、店側とお客様側の両方にあります。片方だけを減らしても続きません。

紙のクーポンアプリ・会員登録型QRコードを置く方式
店側の準備デザイン・印刷・裁断初期設定・アカウント作成割引額の登録とQRの印刷
店側の毎回の作業手渡し・在庫管理配信操作なし
お客様の操作持参するインストール・登録・ログインQRを読み取る
スタッフの説明ほぼ不要必要ほぼ不要
内容の変更刷り直し管理画面から可能管理画面から可能
オーナー不在時対応できる対応しにくい対応できる

紙は店側の負担が大きく、アプリ型はお客様側の負担が大きいという構図です。どちらか一方が重いと、重いほうがボトルネックになって運用が止まります。

QRコードを置くだけの方式とは

店舗が事前に割引内容を登録し、発行された専用QRコードを印刷してレジ横に置いておく方式です。お客様は会計時にスマートフォンで読み取るだけで、その場でクーポンが表示されます。

店側の作業

  1. 管理画面で割引金額を登録する
  2. 専用QRコードを印刷する
  3. レジ横に設置する

準備は10分程度です。そして重要なのは、この3ステップ以降、毎日の作業が発生しないことです。割引内容を変えたい日だけ管理画面を開きます。

お客様側の操作

QRコードを読み取る。それだけです。アプリのインストールも会員登録もログインもありません。

操作が1ステップなら、スタッフが長い説明をする必要もなくなります。レジ横に「QRコードを読み取ってください」と書いた紙を置いておけば、案内はそれで足ります。

手間が少ないと、なぜ結果が変わるのか

使われないクーポンは、ないのと同じ

どれだけ良い割引を用意しても、レジで案内されなければ利用率はゼロです。手間を減らすことは、演出を削ることではなく実際に使われる確率を上げることです。

忙しい日ほど効果が出る

作業が発生しない方式なら、満席の日も雨で暇な日も同じように運用されます。人手が足りない日に自動的に止まる施策と、止まらない施策では、1年間の累積で大きな差になります。

オーナー以外でも回せる

QRコードが置いてあるだけの状態なら、アルバイトだけの時間帯でも運用は継続します。属人的な管理がなくなることは、個人店にとって効果の大きさと同じくらい重要です。

手間を減らしても効果を落とさない工夫

簡単さだけを追うと、ただの値引きになって利益が減ります。手軽さを保ったまま効果を上げる方法が2つあります。

① 最低購入金額を設定する

「1,200円以上のご利用で200円引き」のように条件を付けると、お客様が「あと少しで使える」と考えて一品追加する動機が生まれます。設定は管理画面で数字を入れるだけなので、手間は変わりません。

金額の目安は、現在の客単価より2〜3割ほど上です。割引額をいくらにすべきかは原価率から逆算します。計算方法はクーポンで儲かる仕組みにまとめています。

② 割引額をランダムにする

複数の割引額と、それぞれの発生確率を登録しておくと、読み取るたびに表示される内容が変わります。お客様にとっては「今日は何が出るか」という体験になり、同じ割引額を毎回出すより記憶に残ります。

話題にもなりやすく、口コミやSNS投稿につながることがあります。アイデアは面白いクーポンのアイデア7選で紹介しています。

導入後1ヶ月、実際に何をするのか

「手間ゼロ」と言われても実感が湧きにくいので、導入後の1ヶ月を具体的に並べます。

時期店側がやること所要時間
1日目割引額を登録し、QRコードを印刷してレジ横に置く10分
2日目〜会計時に「QRコードをどうぞ」と一言。それ以外は何もしない0分
2週間目管理画面で利用数を確認する3分
1ヶ月目利用数と平均会計額を見て、割引額や条件を調整する10分
翌月以降同じ。調整が不要なら開かなくてよい0〜10分

紙のクーポンなら、この1ヶ月のあいだにデザイン修正と印刷が最低1回は発生します。差が出るのは1日目ではなく、2日目以降の積み重ねです。

簡単さを追いすぎると起きること

手間の少なさは重要ですが、それだけで選ぶと別の問題が出ます。導入前に知っておいてください。

無条件の割引になりやすい

設定が簡単すぎる方式は、金額を入れるだけで発行できてしまいます。最低購入金額を設定しないまま運用すると、もともと買う予定だった商品を安くしているだけになり、粗利がそのまま減ります。

価格で選ぶお客様が増える

クーポンの存在だけが来店理由になると、割引をやめた瞬間に来なくなります。クーポンは店を思い出すきっかけであって、来店の理由そのものにしてはいけません。料理や接客の質が前提にあって初めて機能します。

置いただけで満足してしまう

QRコードを置いてから一度も利用数を見ていない、という状態が最も多い失敗です。作業がないぶん、確認する習慣も生まれにくくなります。月に1回、10分だけ数字を見る時間を決めておいてください。

導入前に確認しておきたいこと

  • お客様の操作は何ステップか … 2ステップを超えるとレジで詰まります
  • 割引額を後から変えられるか … 変えられない方式は季節や売上に対応できません
  • 最低購入金額を設定できるか … 無条件割引は粗利がそのまま減ります
  • オーナー以外でも運用できるか … 説明が必要な方式は不在時に止まります
  • 月額費用が売上規模に見合うか … 個人店なら月1,000円前後が判断の目安です

よくある質問

Q. QRコードは自分で作る必要がありますか

サービス側が店舗専用のQRコードを発行するため、作成は不要です。印刷して置くだけです。

Q. お客様のスマホの機種は選びますか

QRコードの読み取りは、iPhoneもAndroidも標準のカメラアプリで対応しています。専用アプリは不要です。

Q. 高齢のお客様でも使えますか

QRコードの読み取りに慣れていない方はいます。ただし操作が1ステップなので、一度案内すれば次回からは自分で操作されることがほとんどです。紙の案内をレジ横に置いておくと案内の手間も減ります。

Q. 導入にどのくらい時間がかかりますか

割引額の登録とQRコードの印刷で、10分程度です。初期費用が不要なサービスであれば、その日のうちに始められます。

まとめ

クーポンが続かない原因は、効果ではなく手間です。そして手間は、店側とお客様側の両方を見ないと減りません。

店側の作業が「割引額を登録してQRコードを置く」だけで済み、お客様の操作が「読み取る」だけで済む。この状態にできれば、忙しい日もオーナー不在の日も運用は止まりません。

そのうえで最低購入金額を設定しておけば、値引きが利益を削るのではなく客単価を押し上げる方向に働きます。簡単さと効果は、どちらかを諦めるものではありません。

レジ横にQRコードを置くだけで始められるEASY COUPONは、初期費用0円・月額1,000円で、最低購入金額とランダム表示の設定に対応しています。

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