カフェの集客方法12選|個人店が今日から試せる順に並べました

カフェの集客は、居酒屋やラーメン店とは条件が違います。客単価が低く、滞在時間が長い。この2つが、打てる手をかなり絞ります。
1杯600円のお客様が2時間いれば、席あたりの売上は1時間300円です。同じ席に居酒屋なら3,000円が乗ります。だからカフェは「客数を増やす」だけでは利益が伸びません。
この記事では、カフェで実際に効く方法を手間が少ない順に12個並べます。上から順に試してください。
カフェの集客が難しい3つの理由
| 条件 | カフェ | 居酒屋 |
|---|---|---|
| 客単価 | 500〜1,200円 | 3,000〜4,000円 |
| 滞在時間 | 60〜120分 | 120分 |
| 席あたりの時間売上 | 低い | 高い |
| 広告に使える予算 | ほぼない | ある程度ある |
数字にすると、カフェは広告を打てない業態だと分かります。1人来てもらって得られる粗利が数百円なので、1クリック100円の広告では合いません。
だからカフェの集客は、お金を使わずに何度も来てもらう方向にしか伸びしろがありません。以下の12個は、その前提で選んでいます。
今日からできる(手間ゼロ〜5分)
① 看板に「何の店か」を1行で書く
カフェの前を通る人が知りたいのは、おしゃれかどうかではありません。「いま自分が入っていい店か」です。
「自家焙煎」「モーニング7時から」「電源・Wi-Fiあり」。このどれか1つが外から見えるだけで、入店のハードルが下がります。
② Googleマップの営業時間を正確にする
地味ですが、これが最も損失を生んでいます。営業時間がずれていると、開いているのに「閉店」と表示されます。
とくに祝日と臨時休業です。月に1回、月末に翌月分をまとめて登録してください。
③ 店内の写真を10枚追加する
カフェを探す人は、入る前に席の様子を見ます。1人席はあるか、テーブルは広いか、混んでいないか。
料理の写真より、引きで撮った店内写真のほうが来店につながります。スマホで十分です。
会計の最後の数十秒が、いちばん空いています。
レジ横にQRコードを置くだけで、その場で割引額が表示される仕組みがあります。印刷も会員登録も、スタッフの説明も要りません。
EASY COUPONを見る(初期費用0円・月額1,000円)
1週間で仕込める(準備30分〜)
④ 平日昼の「1人客」に向けた席を作る
カフェの空白時間は平日の14〜17時です。ここを埋めるのは、グループ客ではなく1人で作業する客です。
カウンター席に電源を1口増やすだけで、この層は定着します。滞在は長くなりますが、もともと空いている時間なら機会損失はゼロです。
⑤ モーニングを始める
朝は競合が少なく、滞在時間が構造的に短い時間帯です。出勤前の客は長居しません。カフェの弱点がそのまま消えます。
新メニューは要りません。いまあるトーストとコーヒーのセットで足ります。
⑥ テイクアウトの価格を店内より下げる
テイクアウトは席を使わない売上です。同じ1杯でも、席を占有しないぶん利益率が違います。
50円でも安ければ、持ち帰りを選ぶ人が出ます。混雑時の回転が上がります。
⑦ 口コミを頼むタイミングを決める
カフェは滞在が長いぶん、会計時にはすでに気持ちが「帰るモード」になっています。声をかけるなら、最後の一杯を下げるときです。
具体的な声かけ方はカフェ・喫茶店の口コミを増やす方法にまとめました。
1ヶ月かけて育てる
⑧ 常連の「いつもの」を1つ決める
3回来たお客様の注文を覚えて、4回目に「いつものでいいですか」と聞く。これだけで再来店率が変わります。
名前は覚えなくてかまいません。注文だけ覚えてください。
⑨ 豆やスイーツを物販にする
席を使わずに客単価が上がる、カフェ特有の手です。レジ横に1種類だけ置いてください。3種類並べると選べなくなって売れません。
⑩ 席数を減らす
逆に聞こえますが、詰め込んだ店ほど滞在価値が下がります。席を減らして1席あたりの快適さを上げると、単価と再来店の両方が上がります。
とくに1人客中心のカフェで効きます。
⑪ 曜日ごとの客層を記録する
紙1枚でかまいません。「火曜の午後は主婦2人組が多い」と分かれば、その時間のメニューを変えられます。
カフェは業態上、曜日と時間で客層がはっきり分かれます。ここを把握している店とそうでない店では、打ち手の精度が違います。
⑫ 会計に小さな結果を作る
毎回同じ「ありがとうございました」で終わる会計に、1つだけ変化を足します。読み取ると割引額が変わる仕組みなら、会計そのものが小さな楽しみになります。
理屈はなぜ「ガチャ」はやめられない?で説明しています。
12個の優先順位
| やること | 準備 | 効き方 | |
|---|---|---|---|
| ①〜③ | 看板・Googleマップ・写真 | 5分 | 新規が入る |
| ④〜⑦ | 空白時間・モーニング・持ち帰り・口コミ | 30分〜 | 売上の底が上がる |
| ⑧〜⑫ | 常連・物販・席・記録・会計体験 | 1ヶ月 | 利益率が上がる |
①〜③を飛ばして⑧以降に行かないでください。見つけてもらえていない店が常連施策をやっても、母数が増えません。
やってはいけないカフェの集客
毎日SNSを投稿する
1人で回しているカフェで、これは続きません。2ヶ月目に止まり、止まったアカウントは「閉店したのかもしれない」という印象を与えます。更新しないより悪い状態です。
値下げで客数を取りにいく
客単価600円の店が100円下げると、粗利の2割前後が消えます。カフェは値下げの余地がいちばん小さい業態です。
長居を禁止する
張り紙で滞在時間を制限すると、その瞬間に居心地が売り物でなくなります。混雑時だけ声をかける運用にしてください。
よくある質問
Q. 12個すべてやる必要がありますか
ありません。①〜③は今日やってください。残りは1ヶ月に1つで十分です。同時に始めると、何が効いたのか分からなくなります。
Q. 席数が少ない店でも効きますか
むしろ小さい店のほうが効きます。⑧の「いつもの」は、席数が少ないほど成立しやすい手です。
Q. チェーンのカフェが近くにあります
同じ土俵に乗らないでください。チェーンができないのは⑧と⑪、つまり客を個人として覚えることです。
Q. 何から効果が出ますか
②のGoogleマップです。すでに探している人に届くので、早ければ翌週に変化が出ます。
まとめ
カフェは客単価が低く滞在が長いので、広告で客数を買う戦い方ができません。使えるのはお金のかからない手だけです。
順番は、見つけてもらう(①〜③)→ 空白を埋める(④〜⑦)→ 常連にする(⑧〜⑫)。この順を崩さないでください。
そして1ヶ月に1つずつ。カフェの集客に、一発で効く方法はありません。
EASY COUPONは、レジ横のQRコードを読み取るだけで、その場で割引が表示されます。印刷も会員登録も不要なので、1人で回しているカフェでも運用が増えません。
関連記事
- カフェ・喫茶店の口コミを増やす方法 … 口コミを頼むタイミングと声かけ
- リピーターを増やす方法 … 2回目の来店につなげる考え方
- 飲食店の客単価の平均 … 値上げの上限を粗利から計算する
- 面白い集客アイデア10選 … 業態を問わず使えるアイデア


